卸売市場内では青果物は24時間入荷してきます。
このため、卸売市場で荷受けという体制をひき商品をいつでも受ける準備を敷いています。
これらの青果物は特に夜間に多く入荷いたします。
青果物は
生産者より出荷されます。
生産者は、個人生産者・出荷組合・産地商人・農協・経済連・商社・企業等から構成され、無条件
委託販売が原則となり、卸売会社は原則販売委託を拒否できません。
ただし、現実には商品の多様化等に対応するために、仕入形態としては、
委託仕入と
買付仕入の方法で仕入れが行われています。
そして、早朝より販売のための準備がなされ、”
競(せ)り”にかけられます。
競(せ)りにかけられた商品は、売り手と買い手が公開のもと商品が評価され、買い手どうしが競争のもと高い値段から、落札されていきます。
このようにして公正に価格決定された商品は、仲卸業者・小売等の売買参加者の手を通じて、スーパーや小売店の店頭に陳列され、消費者の手に渡っていきます。
しかし近年、消費の多様化・社会形態に対応した流通の迅速化などの影響もあり、販売方法としは従来からの”競(せ)り”による販売と”相対 (あいたい)売り”による販売の2形態があります。
”
相対売り”とは、信頼の上、1 人の売手と 1 人の買手が話合いで取引するのを相対 (あいたい)売りといいます。現在、相対取引で市場外へ搬出される場合が多く、今後ますます相対取引のウエイトがあがります。