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事業内容
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青果卸売市場について

 卸売市場の現状と将来 


(流通の大型化への対応)
現在の市場を取り巻く環境は、従来の伝統的な仕組みから、新しい時代への仕組みに大きく移り変わろうとしています。
まず、今までの市場というものは、全国の小さな生産者の荷物をまとめて(集荷)、仲卸業者・小売業者に販売する(分荷)という機能を持っていましたが、生産側では、全農・経済連・農協等の合併化による大型化・販売側では、スーパーの大型化が進む中、その中間で卸売市場は、どのように対応していけばいいのかを考えなければならない時期にきています。
しかしその反面、当社のような地方卸売市場の場合、従来からの多くの個人生産者や個人経営されている小売店が、まだまだ多く存在します。
時代の流れの反面、このような小さな生産者や小売店も大切に守っていかなければなりません。これらの環境の中でバランスのある対応が必要だと考えます。
 

(新しい時代への対応)
上の図でも示しましたが、現在は従来の伝統的な流れのほか、青果市場を経由しない物の流れが勢いを拡大してきております。これらは、流通コストの削減、新鮮な状態で消費者に物を提供する、あるいは、企業間競争の差別化、低価格の実現など、消費者を重視した意味でのひとつの流れだと考えます。
これらの流れを否定することなく、消費者等のニーズを敏感に感じ取り、自由競争という新しい時代にも対応していく必要があると考えます。
  

 

(IT化の流れへの対応)
青果物の自由競争化を推進していく要因の一つにITの活用があります。
IT活用度及びデータ活用のレベルが高ければ、自由競争化の優位性を獲得する事が可能であると思われます。
この潮流は、コスト削減・商圏の拡大・新ビジネスのチャンス等の様々な応用要素をもっています。
市場ニーズに応じたデータ活用の的確さとスピード感が企業戦略を左右するものであり、ITを活用することが、これからの卸売市場の中で優位性を獲得するチャンスであると考えます。

 

(企業倫理の確立)
自由化社会・競争化社会・IT化社会・・・と様々な時代の流れがあります。
ビジネス社会を渡る上でこれらの要素を無視することはできません。
しかしその一方、これらの社会はすべて人間が創っているんだということを忘れてはならないと思います。
何をするにしても結局、人の問題に突き当たります。では人の問題とは何かと言えば”正しい人間観”をもって仕事をできる人を育成することだと思います。
そういった意味で、十分な人材育成・研修等への投資が必要であると考えます。
このような人を多く育成する事により、企業モラルが向上し、世の人々から「この会社は本当にすばらしい会社だ」と評価いただけるような会社にすることが急務であると考えます。